安全衛生管理■新任管理職ラインケアセミナー前年度任命、または、任命後1年以内の組織運営管理職が対象です。ラインケアの役割・意義と実際の対処法を学ぶ、新任組織運営管理職者受講必須の3.0時間セミナーです。■既任管理職ラインケアセミナー個所の中核を担う既任管理職(課長等)が対象です。他の管理職との対話から気づきや好事例を学び、ラインケアをブラッシュアップする、既任管理職の3.5時間任意参加のセミナーです。安全衛生管理とは、労働災害を未然に防止し、職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成・促進を組織的・体系的に行うこととされています。JTBグループでは「JTBグループ安全衛生基本方針」、「JTBグループ安全衛生規程」を定め、共通の基盤でグループ各社が取り組みを進めています。健康増進センターでは、各社の取り組みを支援するため下記のような活動を行っています。35健康健康診断JTBグループでは「JTBグループ健康診断実施基準」を制定し、雇入時健康診断、定期健康診断、特定業務従事者の健康診断(深夜業など)、海外派遣労働者の健康診断(6ヵ月以上海外に派遣する場合)の検査項目、検査結果の取り扱い、費用負担、再検査・精密検査の取り扱いなどを定めています。各社はこの基準にそって健康診断を実施します。また、社員の皆さんは会社が行う健康診断を受診する義務があります。検査項目は法的に必要とされる項目にJTBグループ独自の項目(血中尿酸、血中クレアチニン、白血球)を加えています。また、JTB健康保険組合の補助を得て行う胃部X線検査、便潜血検査(ともに40歳以上が対象)も任意受診のかたちで同時に行います。健康診断は、病気の早期発見・早期治療だけでなく、自分の体の状態を知り、病気になりにくい生活習慣づくりを進めていくうえでも重要です。必ず受診しましょう。健康保健指導定期健康診断の結果に「保健指導区分」をつけてお知らせします。保健指導が必要とされた方には健康増進センターの医療職(産業医、保健師)が個人面接などの支援を行います。職場を通じてお知らせしますので必ず面接を受けてください。健康過重労働対策長時間の時間外・休日労働(月間80時間以上、100時間以上など)は疲労の蓄積の原因となり健康障害を起こす危険があります。法律による「過重労働による健康障害の防止対策」を遵守し、JTBグループでは安全衛生規程に独自の対策を規定しています。長時間労働を減らすことが第一ですが、規定の時間を超えた場合は職場を通じて健康増進センターへ報告してください。「疲労蓄積度チェック」や「産業医面接指導」を行います。健康ストレスチェック制度2016年度からストレスチェック制度が始まりました。現在、メンタル不調に基づく労災の発生事例が増加傾向にあり、企業に著しい影響を与えており、対策が急務となっています。これまでの対策は、メンタル不調を早期に発見し、適切な対応を行う二次予防や、メンタル不調になった労働者の職場復帰を支援する三次予防を中心に講じられてきましたが、必ずしも効率的ではありませんでした。そこで、ストレスチェック制度導入においては、メンタルヘルス不調の未然防止という、一次予防に制度目的の重点が捉えられています。2つ目は、労働者のストレスへの気付きを促すということです。ストレスチェックを受検した労働者からの面接指導の申し出の割合が高まれば、メンタルヘルス不調への早期対応に繋がります。すなわち、低ストレスの方に対してはセルフケアを促し、高ストレスの方に対しては早期診断・早期対策を促すことで、いずれの場合も精神疾患の発症の事前予防につながることになります。3つ目は、職場環境の改善です。面接指導の結果に基づき、医師の意見を聴き、必要に応じ就業上の措置を講じることが事業者の義務となるため、労働者のストレスの原因となる職場環境の改善につながります。受検後、高ストレスの方は産業医の面接指導を受けてください。健康セミナー職場のメンタルヘルス対策や全グループ社員の健康保持・増進のため、メンタルヘルスセミナーを開催しています。各セミナーとも産業医、または産業カウンセラー等が講師を務め、2020年度からは内容を一新し、以下の体系にて実施しています。開催スケジュールについては、J-webのJスクエアホームページに掲載いたします。また、担当の健康増進センターから職場を通じてお知らせいたします。安全衛生管理
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